幻のベリーパイを求めて



View Larger Map


わたくしシロメはカナダに住み始めてもう3年になります。しかしよく考えたら観光というものをほとんどしてません。今回地元で噂の「農家からダイレクトにやって来たベリーパイが食べられるお店」を訪ねてみることにしました。

 ここは北米大陸のど真ん中、カナダで最もマニアックな土地と言われる田舎町です。一番の特徴は冬に−40℃とかなっちゃうことかな!ウフフ! ベリーパイのお店は町を出て10kmほどの農家地帯にあります。最近後方からカタカタと嫌な音がするマイカーで出発!


農家の脇にうち捨てられたスクールバス。なぜかよく落ちてます。 あっ、もう雪とかイチイチ言いませんからね。見慣れすぎてコメントする気にすらならないのでw



農家のワンちゃん発見!小さいのがやたら嬉しそうについて行ってます。カメラを構えるシロメの事は無視。でかいのはコリー?
高速を走ってると、車にはねられたシカ、コヨーテ、牛などをよく見かけます。お前達車に気をつけるんだよ・・・。



大きさが伝わりにくいのが残念。何かの工場です。多分マッドマックスとかが居る地帯だと思われます。残りわずかなガソリンをめぐって骨肉の争いが繰り広げられているのでしょう(ウソ)。



コレ電車が何か一時的に保管?されてる場所のようですね。



この大きさをものすごく伝えたい・・・。多分全長100m以上。畑に水か農薬を撒くためのものですが、「もう面倒だからザーッといっぺんに撒いとく?」的な、大陸マインドを感じさせる設計。



この家がまた景色のすっごいイイ所に立ってるんですよ。樹なんか植えちゃってコノヤロ!(不毛な大地なので植えないと無い)このあたりに農地を持っている農家でしょうね。



もちろん馬も居ます。アルタクス!愛馬アルタクスよ!
島津のご領地で育ったシロメが「ふーん、食用かなぁ?」と思ったのは内緒です。

途中で道に迷うなどして1時間以上かかってようやくたどり着きました。さあ食うぞ!このために朝食を抜いてきたんだ!ベリーパイを腹いっぱい食うぞ!

「ク・・・クローズド?」

またまたぁ・・。そんな事言って「なーんちゃって!びっくりした?ねぇびっくりした?ウッソだよーん。待ってたよ、シロメ君!さあおいしいパイを食べよう!」ていうオチなんだろ?そうなんだろ?

もちろんそんな話はあるハズも無く、くやし涙を馬に見られないよう下まぶたにティッシュをはさんで帰ってきました。

これで休日が終わってしまうのはあまりにも悲しいので次編、西洋開拓博物館に行ったレポートをお送りします。