Doubt見てきました

Good Fridayとかいう祝日で先週3連休だったのですが、天気も悪くやることもないのでレンタルビデオでDoubt(ダウト)を見て参りました。

以前ニュースで、「アメリカの神父が少年にあんな事やこんな事をしちゃった。あらあなたも?実は私もなの!神父は一体なにやってんだ!」というのがありましたが、この映画もそういった内容の話です。



Doubt photo


教会が経営している学校で、どうも牧師(映画ではPriestと言ってましたが・・・どうなの?)がどーもヤッってるっぽい。お前ヤッってんだろ?と尼が疑いを持つわけですが、何せ怪しいというだけで証拠がない。
尼は牧師に色々とプレッシャーをかけたり画策するわけですが、「お前証拠でもあんのかゴルァ!」と言われると返す言葉もない。

まそんな感じの話です。アカデミー賞が云々、と言ってましたがメリルストリープさんはやっぱすげぇ。この人なんでもやっちゃう。
あとは映像が大変美しい作品でした。なんか雰囲気が出てるというか空気を感じるというか。光の使い方なんでしょうかね、アレは。

尼たちの質素な生活と牧師の多少ゴージャスな生活の対比とか、やっぱり尼だからそんな牧師さまを疑うなんてそんな事しちゃダメ!でもあいつ絶対ヤッてる!という葛藤とか、教会の中の力関係とか、人間社会のそういう複雑な部分に踏み込んでいます。面白い作品ですが見た後ハッピーになれるとか、そういった趣旨のものでは無い感じです。そういう意味ではスラムドッグミリオネアの方が個人的には楽しめました。