ピザと観音様

高校生の時、バイト先に大学生の先輩がいましてね。彼が初めてストリップに行ったときの体験を話してくれました。

当時彼は童貞。ナマ観音様なんてもちろん見た事は無い。ああ、観音様は一体、どんなお姿をしてらっしゃるのだろう。生命の根源。女体の神秘。一度そのありがたいお姿を拝んでみたい。そう思って彼は友達と連れ立ってストリップ劇場に行きました。
今日は当時好きだったAV女優が出演している。押さえきれない期待。高まる鼓動。やはり後光が差しているのだろうか。神々しい光に包まれているのだろうか。彼は劇場での感想をこのように語ってくれました。


「ほぼ内臓だった。」


もう劇場大サービス。ご開帳しまくり。閉じたり開いたり。ブリッジまでしながら見せてくれたそうです。その時のサービスのありさまを彼はこのように表現していました。


「これがお前らの期待してたモノだ!!オゥラ!オゥラ!」


ま日本には昔から秘すれば花、なんて言葉もあります。隠す事によってよりモノの価値を高めるという美の世界。欲しがっているものをあまりにもダイレクトに出されるとかえって興ざめしてしまうんですね。「菊と刀というよりは梅と障子」なんて誰かが言っておりましたが・・。

そこでコレを見てください。これ地元のピザです。





先端の方とかほぼ肉だけのエリアが厚さ3cmほどあります。もう肉。とにかく肉。

こちらではとにかく、求めているモノはとにかく出す。てんこ盛りにして出すのがサービスです。
食事においては何が求められているかというと、肉、そして量。レストランで盛りが少なかったりすると「野郎、ケチりやがって!!」と思われます。評判や口コミもイマイチになってしまうのです。

その点このピザは大変優秀です。肉+ゲロゲロ盛りというコンボで高得点が狙えます。会社の同僚はこのピザをこのように語りました。


「およそ神のすべての創造物が一枚のスライスに乗っている」


これ一枚約400円です。慣れると2枚喰えるようになります。機会があればぜひ一度おためしください。