カナダのオタク少年養成所

こんばんは。もう水泳さえ出来ればそれでいい、水泳ラブ。最近そんな感じになっているシロメでございます。昨日ようやく、ネットで注文したスピード社の海パンが届きました。ちょっ、違っ!普通のだって!あの水の抵抗以外の色んなものまで軽減しそうなヤツじゃないって!

さて、引き続きエドモントンにあるTELUSワールドオブサイエンスという所のレポートです。ここは要は科学技術館ですね。少年少女のサイエンスへの好奇心(萌え)を育てて将来は技術者(ヲタ)にしてしまおうという、先進国には欠かせない施設であります。


大きな地図で見る

この日は朝5時に出発して日帰りのスケジュールですから、そんなに長居はできません。


これが外観。いかにもダサi・・・サイエンスっぽいたたずまいになっております。

今回見たいのはこの科学技術館自身ではなくて、IMAXという特殊な映画なのです。これはカナダ生まれの技術らしくて、ウィキペディアによるとこう書いてあります。

高画質を得るため、通常の35ミリの10倍以上、70ミリの3倍以上という、巨大なフィルムサイズを採用し、独自の真空巻き上げシステムで水平に映写機に通すことによって、現在利用されている最も大きな映写システムよりもはるかに大きな映写映像を作ることが可能である。立体音響も加わり臨場感あふれる画像を観客は体験できる。
IMAXを上映する劇場は8階建てほどの高さの映写スクリーンがあり映画の中にいるような感覚を強めるために急勾配に傾斜した座席群を持つ。また立体映画も可能。IMAX映画は、飛行感覚や自然界の様子を再現する映像において非常に力を発揮してきた。

入場料はIMAX込みで24ドルぐらいでしたかね。ちょっと高いですね。

映画上映まで40分ほど時間があったので、暇つぶしに技術館の方も見て回ることにしました。


「顕微鏡を覗いてみよう!」コーナー
植物のサンプルが見られます。普通の顕微鏡だと壊されるからでしょうか。かなりシンプルな仕組みの顕微鏡です。小さいころたくさんプレパラートを割ってすみませんでした。


「植物を育てよう!」コーナー
あまり力入ってません。「まぁ一応科学館だし、やっぱ一応植物コーナー無いとね。一応ね。」そんな感じ。


「ぼくたちのまわりのエネルギー」コーナー
バイオマスエネルギーについて説明してあります。植物由来の燃料、みたいな事でしょうかね。


「地球の天気と気候」コーナー
===「アナウンサーを体験してみよう!」編===
・・・節子それ科学ちゃう、報道や!


「人のからだって不思議だね!」コーナー
入り口。正面の置物にやたら力が入っています。


「人のからだって不思議だね!」コーナー
三半規管を説明するだけの為に人間をぶん回す装置。・・・そこそんな力入れなくてもいいんじゃ・・・。マシーンでやる必要あんの?


「人のからだって不思議だね!」コーナー
人が出すモノのサンプル。つば、汗、○○○、○○○○など。・・・それ必要なのか?展示する必要あるのか?


「人のからだって不思議だね!」コーナー
やっぱりガイコツは欠かせません。子供たちにも大人気!


「おまわりさんのお仕事」コーナー
白バイ!なんとメーカーはカワサキです!お前らそこはハーレーとか使わなくていいのか?Police1000と書いてありますがベースは何でしょうかね。タンクの形、このタンクの形はカワサキ党にはたまりません。


「おまわりさんのお仕事」コーナー
北米のパトカーはだいたいFord社のクラウン・ビクトリアと決まっています。FORDと言えば「Fix Or Repair Daily(毎日修理してね)」の略だと言われるくらいよく壊れるメーカーですが、この車は例外的にひじょーに丈夫です。


「おまわりさんのお仕事」コーナー
===「血痕から何が分かるかな?」編===
飛び散った血の形から、いろんなことが分かるんだね!・・・ってそんな凄惨な場面子供に見せんなよ!一体何の教育をしたいんだよ!


「おまわりさんのお仕事」コーナー
===「死体に湧いたウジから何が分かるかな?」編===
それ本当に必要なのか?なんでそんな早い時期からどす黒いもの植え付けなきゃいけないんだよ!むしろ違うもんのエリートが育っちゃうよ!


「宇宙ってすげぇ」コーナー
宇宙エリアはすべてアメコミ調でいろいろ紹介してあります。


上映時間が来たので映画館に入りました!これがIMAXの映画館です。席が結構高い位置にあります。あとスクリーンがこっち向きに弧を描いているので、席につくと視界全体がスクリーンに被われるのです。
この状態で超高画質映像を見るとすごい!気球にのって撮影しているシーンではまるで自分が空を飛んでるかのような感覚になります。音声もすごくリアルで、太鼓の音なんかは太鼓の皮の存在まで感じさせます。
今回見た映画は「インドの虎」とかいうやつで、ナショナルジオグラフィックとかディスカバリーチャンネルみたいな45分のフィルムでした。映像のリアルさももちろんですが、ものすごく手間や時間をかけて撮影した美しい映像、民族音楽とクラシックの融合みたいな音楽、どれを取っても素晴らしかったです。これだけを見るために足を運ぶ価値があります。
日本にもIMAX映画館あるみたいなので、チャンスがあれば是非お試しください。


というわけで帰りもまた5時間以上かかるので長居はできません。3時頃に早々とエドモントンを後にし、帰途についたシロメでございました。
これから長い長い冬が、来年の5月まで続きます。