私の上を通りすぎていったカナダたち
カナダに来て3年が経ちました。その間色んな事がありました。嬉しかったこと、悲しかったこと、いやらしかったこと、いやらしかったこと、他にもいやらしかったこと・・・数え上げたらキリがありません(特にいやらしかった方面で。しかも脳内限定で)。
今日は町で撮った色んな写真を見ながら、この3年間を振り返ってみます。
■きびちい冬
最初にここに来た年は、まだ車を持っていませんでした。車が無いと生きていくのが大変です。会社まではバスで通勤していましたが、冬は外気がー30℃を下回るワケです。その状態で外に出るとどうなるか。
皮膚を露出していると、8秒で凍傷の症状が出はじめます
ちなみにコップにお湯を入れて外でぶちまけると、すべて細かい氷になります。
そんな状況で外出するには・・・とにかく皮膚の露出を最小限にするのです。
ズボンは2重に、ブーツはゲートル付き(隙間から雪が入るので)、もちろん手袋、ジャケットは南極探検隊みたいなヤツ、首をカバーするマフラー、そして顔を被うためのフードやマスク。マスクにはSWAT隊員タイプと銀行強盗タイプと2通りあるのですが、シロメは両方持ってます。
(シャレで包丁でも持ってみようかと思いましたが、シャレにならなそうなのでやめときました)
この状態でバスを待ちます。バスはたまに来ません。ー35℃の中で40分間バスを待ったことがありました。凍死しそうでした(乗り換えもあった)。
ブリザードなんかの時は、垂直の家の壁面に手首ぐらいのつららが斜めに生えるような状態です(その日も出勤したけど!)。その日は地元の人が4名、帰宅途中に「遭難して」亡くなったそうです・・・。何でも家から数百mの地点だったそうな・・・。
そんな厳しい土地ですが、冬にはイイ事もあります。
オーロラです。郊外まで車で30分も走れば、日によってはオーロラを見られます。毎月1回オーロラが出やすくなる週があるのです。冬の娯楽というとコレぐらいですかね・・・。
(コンデジで撮ったのですがナカナカ)
スノボ大好きな人、ぜひ住んでね!パウダースノーが降るよ!一年のうち6ヵ月!
■度し難い食
だいたいレストランに行くと、量は日本の倍ぐらい出る・・・気がします。元々シロメは少食な方なので常に残してました。でも、ある時気がついたら全部食べれるようになってたんですよ。で、さらに食べた後に「うーん、何かデザートが欲しいなぁ」と思うように。
・・・何か変だな、と。
ただシロメはもともとガリガリ体型(170cm50kg)だったし、沢山食べられる事や少し肥ってきた事を喜んでたんですね。
・・・なんかジーパンのサイズが5回ほど変わりましてね。
・・・あれ?と。
しかも体重増で上からの圧力が増し、靴のサイズまで変わりましてね。
・・・おやおや?と。
体重計ってみたら、50kgから84kgになってました。
多分量が食えるようになったのは、こちらの濃い味付けのせいだと思います。最初は胃がもたれますが、慣れるとすごい食えるようになります。
今はダイエットの成果で64kg程度で推移しています。お腹もだいぶ引っ込みました。
(カーネルおじさん。人形みたいだろ?こいつ・・生きてるんだぜ?)
では本日は、今まで紹介しそこねたスナップを見ながらお別れしましょう。