-33℃の外気で凍りついた川の上を歩いた

2週間ぐらい前から突然寒くなってきました。この日は外の気温-33℃です。

これくらいの気温になりますと川がこの様に凍りついてしまいます。


日によっては川上から大きな氷の塊がドンブラコ、ドンブラコと流れてきたりします。おばあさんが川に洗濯に行くと命を落とすレベルです。


ずいぶんしっかり凍りついています。


へぇー、犬なら歩けるんだ。そうなんだ。ふーん。ふーん…


そうなるとわたくしが挑戦しないワケにはいきませんでしょう!やはり!


僕以外の足跡は全く無かったので今年は僕がはじめてだったようです。
これで氷が割れて溺死してれば、「自らの最後の瞬間をとらえたカメラマン」としてピューリッツァー賞とか貰えてましたね。僕も草葉の陰で喜んでたと思います。
よい子のみんなはマネしちゃダメだぞ!


凍ってないエリアでは川霧がもうもうと立ちこめています。まるで温泉…。


3年ほどこちらに住んでいて気づいたのですが、本当に寒い時は意外と雪が降りません。そして太陽の光は真夏のような強さです。




おまけ。こちらの建物は窓ガラスが二重になってます。

-28℃下ではバナナで釘が打てるか実験してみました

こちらもとうとう-30℃の日が出てきました。この寒さで喉を痛めてしまい薬屋でのど飴(強力)と言うのを買ってきたんですが、なぜか麻酔が入ってました。口の中感覚がありません。いやっあのう…強力ってそういう意味なんですか?

極寒と言えばですね。昔MobilのCMで「氷点下40℃の世界ではバナナで釘が打てます」というのがありました。↓こういうやつです。



で、それ試してみました。

■下準備-バナナをベランダに放置する


■チェック-まだ凍りきれてない

半生のバナナのせいで自分の指を打ってしまい、小さく「アイテッ」と言ってしまいました。


■成功-打てました

※このあとバナナはスタッフが美味しくいただきました。


ちなみに外の気温は、ベランダに吊り下げてある小さなセンサーで計っています。この翌日は-33℃を記録しました…。

葛根湯を自分で作ってみる

■プロローグ

先日、同僚の奥さんが風邪をひきましてね。「何か治んねぇなぁ」と言ってたら本人にも伝染ってしまったらしく夫婦で寝込んでしまいました。数日して「こりゃあマズいんじゃねぇか」という状況になったので、あわてて病院に行った所・・・なんと2時間待ちの大混雑!おまけに「おい風邪で来てる奴ら!お前らはこの黄色いテープからこっちに入ってくんな!それからこのマスクでもしてろや!伝染るから!あーえんがちょ!」と、ほぼバイキン扱い。同僚の症状は本人曰く「何回か死ぬかと思った」というほど重く、待合室では起きてられずにソファーで横になっていました。そして2時間後、ようやく診察の時が!


医者「あーこれインフルエンザですね。家で寝ててください。薬とかいらないからね。寝てれば治るから。
友人「あぁ、なんと有難いお言葉。死ぬ思いで家を出てきて2時間も待った甲斐がありました!先生、本当に有難うございました!」


ま、カナダは医療費が無料という事もあってですね、色々作法も日本と違うわけです。かのマイケル・ムーアさんもカナダの事を大絶賛しておりましたがだったらお前なんで引っ越して来ねぇんだよ!!!!ただ北米では風邪に対する対処法も日本と違いまして、基本的には「ただ家で寝てる」です。あまり薬は飲みません。仕事に行かないのでマスクも必要ありません。風邪の時飲む薬と言ったらアドビルやタイレノールと言った頭痛薬になります。
シロメは今まで、日本から持ってきた大量の風邪薬、胃腸薬のストックで乗り切っていたのですが、この秋とうとう底をついてしまいました。これではこの冬を乗りきることができない!でも風邪薬が無いなら葛根湯を作って飲めばいいじゃない?オホホホホ!!というわけで私、葛根湯作りに挑戦してみました!


■葛根湯とは何ぞや

葛根湯は3世紀ぐらいに、張仲景という人が書いた傷寒論という本に出てくる漢方薬なのだそうです。「じゃあお前中国雑貨店とかに行けば売ってるんじゃね?」と思うでしょうが、どうも中国と日本の漢方はその後別々の進化を遂げたらしく、現在かの国では葛根湯はほとんど知られていません。その代わり板籃根というものを飲むらしいのですが、これはどうも葛根湯とは違い熱を下げる方向の薬のようです。※今回漢方の色々な話が出てきますがシロメはド素人です。詳しい方からのツッコミお待ちして折ります。

作り方についてはこのような記述があります

葛根湯方 葛根四両 麻黄三両去節 桂枝二両去皮 生姜三両切 甘草二両炙 芍薬二両 大棗十二枚擘
右七味、以水一斗、先煮麻黄、葛根、減二升、去白沫、内諸薬、煮取三升、去滓、温服一升、覆取微似汗。余如桂枝法将息及禁忌、諸湯皆倣此。

http://www.aurora.dti.ne.jp/~saiun/shiryo/shokan.htm
http://medical.radionikkei.jp/tsumura/final/pdf/090408.pdf
http://74.125.93.132/search?q=cache:fFGy2Yq8QMUJ:touiken.otogirisou.com/dat/07/08.pdf


■葛根湯レシピ

結局素人なりに考えた結果、このようなレシピになりました。同僚の中国人に意味を聞きながら頑張ったのですが「昔の言葉だから読めねぇ」と弱音を吐くので「お前なんか中国人じゃねぇ」と罵倒してやりました。

□材料

  • 葛根 56g*1
  • 麻黄 42g
  • 桂枝 28g
  • 生姜 42g
  • 甘草 28g
  • 芍薬 28g
  • 大棗 42g*2
  • 水 1800ml(10合ほど)*3

□作り方

  1. 水10合(1800ml)を鍋に入れる
  2. 葛根と麻黄を先に入れる
  3. 煮て水が2合(360ml)減るのを待つ
  4. 白い泡を取る
  5. 残りの薬草を全部入れて煮る
  6. 3合(540ml)減るのを待つ
  7. カスをこす
  8. そのうち1合(180ml)を飲む


■下準備


これが各生薬のサンプルです。町にある3つの中国雑貨店を駆けずり回って集めてきた品々でございます。



これが葛根。でけぇ。芋みたいですが、匂いが粉っぽいというか薬っぽいです。これはいわゆるクズの根と言われるやつで、葛餅なんかはこれが原料なのだそうです。Linux使いの方は起動時のアレでお馴染みですね。kudzuです。実は英語にもなっとります。



これが桂皮。木の皮ですねコレは完全に。コレ要するにシナモンなのだそうです。



これが芍薬。「立てば芍薬」の芍薬。こんな美しいうえに薬にもなるなんて恐ろしい子。根を乾燥したものらしいです。えっと何かアンモニア臭いのですが・・。



これが甘草。なんか匂いがカレーっぽいんだけど気のせい?イヤイヤ、イヤ違うって黄色いからとかじゃなくって。ほんとカレーの匂いだって。



大棗です。なんか酢でしめたような匂いがするんですがコレ腐tt・・・・。


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そしてこれが麻黄。うーむ確かに名前の通り黄色いボディだ・・・。
はいはいはい、そこうるさいですよー。しーずーかーにー。しーずーかーにー!!皆が静かにしないと先生話せませーん。麻黄は注文したけど届いてなかったんですー。仕方がないんですー。
お店に言ったら来週になるって言われましてね。「来週って遅すぎるだろ!貴様がこうしている間にも蒋介石率いる国民党軍は勢力をのばしているのだぞ!資本主義の犬め!革命戦士としての誇りを持て!」という気持ちを抑えて笑顔で「じゃまた来週来ますね☆」と言って出てきました。


あと写真撮るの忘れちゃいましたが生姜はお馴染み、ショウガですね。


■作ってみる


水1800ccを入れます。そして葛根を投入。中火で煮ます。本来はここで麻黄も入ります。



葛根から何か白いヌルヌルした物が出てきています。なんかこれアレの匂いがするんだけど・・・。イヤイヤ見た目とは関係なしに。とにかく浮いてきた泡を取ります。大体泡を取っている間に2合ぐらい水が減ります。



残りの生薬を全て投入、さらに煮ます。ここからじっくりコトコト煮込みます。



しばらくすると元の半分ぐらいになります。すっごい葛根湯の匂いがします。部屋中葛根湯の匂いでいっぱいです。


できたものをクッキングペーパーでこして完成!あぁ、なんて綺麗な黄金色でしょう・・。味はまさに葛根湯です。ちょっと市販の薬に比べると味がしつこいかな・・。

で、肝心の効果は麻黄が入ってないし、感覚的なものだし何とも言えないのですが、少なくとも体は結構暖まります!あと飲んだあとはよく眠れて、朝の頭痛が完全にひきました!

*1:漢の時代1両は14.167gだったらしい

*2:大棗の十二枚擘はよく分からないので3両扱い

*3:漢時代の1升は今の1合1勺。1合は180.39ml

凍りつく前の川と湖を見にいった

いよいよ11月となり、朝方などは車が凍りつく季節になりました。新鳩山政権の下、皆様におかれましては益々ご健勝の事とお悦・・お慶び申し上げます。

この冬はわたくし、凍った湖の上を歩いてみたいと思いましてね。どこの湖に行けばできるか同僚に聞いてみた所「近場ならブラックストラップか、クラークボロ渡し船(川)が良い」との事。凍る前と凍った後を比較してお届けできるよう、まだ凍ってないウチに写真を撮って参りました。


■クラークボロ渡し船


クラークボロは街から北に数十分の所にあります。


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このあたりは夜オーロラ観測に出かけるときによく通ります。


なーんにもないところにぽつーんと建ってます。こんな所に住むってどんな気分なんだろ・・・。つーか電線とか無いけど発電機で生活してんのか?


そう言えばココ、夏に一度来ました。


同僚の父ちゃんがかつて働いていたそうな。かっこえぇ!渡し船の船長とか憧れる!


なんと!凍ると車で渡ることができるんだそうな!必ずもう一度来るぞ!



■ブラックストラップ湖

ブラックストラップという湖は街の南、車で一時間ほどの所にあります。


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この湖、人工なんだそうです。いや作ったってどういう事だよお前・・・。

1967年に水道システムの一部として作られたとか(飲み水かな?)。長さは14.5km、幅が0.8kmとかなり細長く、広さは12km2で一番深い所が9mだそうです。


対岸には美しいリゾート地があります。周囲5km、コンビニどころか食料品店すらないけど。案の定、住民はトラックばっかり乗ってます。


凍りついた後は、アイスフィッシング(氷に穴を開けてやる釣り)のメッカになります。


凍りついたらどうなるのか今から楽しみでなりません。クックック・・・。

さよならチワンレストラン

世間はハロウィンだったようですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
わたくしは「ケッ、ハロウィンなんて進駐軍の祭りじゃねぇか!この非国民が!」というタイプの男なのですが、わたくしのアパートにもやはり小さな子供を持った家族が何人か住んでおります。万が一子供が仮装してやってきて「あげる物が何もない」では可哀相です。そんなわけで毎年お菓子を買ってきて待っているのですが、一度も来ません。多分「小さい子供にいたずらをするタイプの人間」と思われているのでしょう。ちょっと待てこの野郎!!!
実はハロウィン中に風邪をひいてしまいまして「シロメさん大丈夫?おかゆ作ってきたよ☆」という人も居ないので、家にこもってひたすらお湯を飲む毎日だったのです。おじいちゃんみたいですね。そんなわけで外出できなかったので、今週はこちらのレストランのお話を。

やはりカナダはハンバーガーの国、僕の住んでいる所も食事情はあまり良くありません。例えばこの街には8軒の日本料理屋がありますが、1軒を除いてみんな中国人かカナダ人がやっています。でも誰も気づいてません。仮に気づいても「いいじゃん食えれば」みたいな感じだと思います。日本人以外の経営の所がかなり繁盛しています。支店作ったりしてます。ま、日本料理は仕方ないと思うのです。この街は日本人永住者はせいぜい数十人しかいませんから。

しかし中華料理もかなり偽者がまかりとおっています。回鍋肉にブロッコリーとにんじんを入れたりします。というか他のあらゆる中華料理にブロッコリーとにんじんを入れます。その代わり他の野菜は入れません。カナダの食というのは肉に主眼を置いたスタイルになっておりまして、どの料理でも大抵「牛肉、豚肉、鶏肉、えび」のうちどれかを選べます。その代わり野菜の方のバラエティが削られます。野菜は味が無い、健康にいいけどつまらない食べ物、ドレッシングやソースをドバドバかけて食べるものなのです。例えば写真はケチャップの広告ですが、これ何を言ってるかというと「ケチャップを使わない食事なんてボール紙を食べてるようなもの」という事です。裏を返せばケチャップさえかければボールg(略

そんな中でチワンレストランは数少ない「本物を出す料理店」です。すりガラスごしに見える厨房には、きちんと白いコック帽子をかぶった料理人のシルエットが見えます。ウエイトレスの姉ちゃんは小太りでいつもジョークばかり飛ばしていますが、メニュー以外の細かい要望も確実に厨房に伝えます。店の入り口には小さな池のディスプレイがあり、亀がのんびりくつろいでいます。「知ってるかい?日本人は亀も食うんだぜ。」と言うと「あら中国人だって食べるわよ。」と返してきます。旦那さんも時々出てきますが蛇頭みたいな刺青をしています。お前は怖いから奥にいろ。僕がこの店で好きな料理は沢山ありますが、例えば餃子なんか最高です。皮がうまい。店で皮から作っているらしく、噛むとしっとりとした香りが漂ってきます。この街では麺自体がうまいとか、パンの生地自体がうまいなんていう料理はとても貴重なのです。

ある日このレストランに行くと、ウエイトレスの姉ちゃんがいつもの笑顔のまんま「実は来月レストランを閉めるの」と言いました。売上が良くないんだとか。僕がおかしな話だね、ここの料理はこの街の中華料理の中でトップなのにと言うと、「小さな街だから中国人の数もそれほど多くないし、中国人の食べる中華料理というのが評価されないの」と、やはりいつもの笑顔で言いました。僕はたいそうショックを受けましたが、とにかく一ヶ月後の閉店までできるだけこのレストランに足を運ぶことにしました。世の中には正攻法で勝負する人、小細工をせず努力で戦う人がいます。しかし周囲の人がサポートしたり評価したりしなければ「変な人、損な役回りの人」で終わってしまう人も沢山います。正直、もっとこの店に行ってあげるべきだったなとちょっと後悔しました。

それからというもの毎日毎日「やぁこんにちは」「寒くなってきたね」を繰り返し、とうとうチワンレストラン最後の日がやってきました。「今日はね、あんたに特別メニューがあるの。」姉ちゃんは手書きのメニューを見せてくれました。「この中から好きなのを選んでね。」中国語で、料理が10種類ほど書かれています。読めないので説明してもらいつつ、最後の晩餐を決めました。僕が注文した料理は線が引かれ、リストから消えました。これでリストは残り4つになりました。ふと周りをみると、他の人たちは普段どおりのメニューを見ています。きっとあのメニューは中国人の身内や友人向けの特別メニューだったのでしょう。そんな最後の10人に日本人の僕を加えてくれたんだと思うととても嬉しく、そして光栄でした。味は残念ながらよく覚えていません。あまり味わう余裕が無かったようです。

食事を終え、とうとうお別れになりました。経営がうまく行かなくての閉店ですから、もう生涯会うことは無いかもしれません。「2ヶ月ほどバケーションを取ることにしたの。その後はどうするかまだ決めてないの。」姉ちゃんはいつものように笑っています。僕は一体何と言ったらいいかずっと考えていました。本当はもっと賛辞の言葉を送りたかったんだけど、うまく口から出ませんでした。結局僕はさよならとは言わず、「また必ずどこかで会いましょう」と言いました。「ああ、きっと中国の人はこういう時に再見、と言うんだろうな」と思いました。

チワンレストランの皆さん、一路平安。

カナダのオタク少年養成所

こんばんは。もう水泳さえ出来ればそれでいい、水泳ラブ。最近そんな感じになっているシロメでございます。昨日ようやく、ネットで注文したスピード社の海パンが届きました。ちょっ、違っ!普通のだって!あの水の抵抗以外の色んなものまで軽減しそうなヤツじゃないって!

さて、引き続きエドモントンにあるTELUSワールドオブサイエンスという所のレポートです。ここは要は科学技術館ですね。少年少女のサイエンスへの好奇心(萌え)を育てて将来は技術者(ヲタ)にしてしまおうという、先進国には欠かせない施設であります。


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この日は朝5時に出発して日帰りのスケジュールですから、そんなに長居はできません。


これが外観。いかにもダサi・・・サイエンスっぽいたたずまいになっております。

今回見たいのはこの科学技術館自身ではなくて、IMAXという特殊な映画なのです。これはカナダ生まれの技術らしくて、ウィキペディアによるとこう書いてあります。

高画質を得るため、通常の35ミリの10倍以上、70ミリの3倍以上という、巨大なフィルムサイズを採用し、独自の真空巻き上げシステムで水平に映写機に通すことによって、現在利用されている最も大きな映写システムよりもはるかに大きな映写映像を作ることが可能である。立体音響も加わり臨場感あふれる画像を観客は体験できる。
IMAXを上映する劇場は8階建てほどの高さの映写スクリーンがあり映画の中にいるような感覚を強めるために急勾配に傾斜した座席群を持つ。また立体映画も可能。IMAX映画は、飛行感覚や自然界の様子を再現する映像において非常に力を発揮してきた。

入場料はIMAX込みで24ドルぐらいでしたかね。ちょっと高いですね。

映画上映まで40分ほど時間があったので、暇つぶしに技術館の方も見て回ることにしました。


「顕微鏡を覗いてみよう!」コーナー
植物のサンプルが見られます。普通の顕微鏡だと壊されるからでしょうか。かなりシンプルな仕組みの顕微鏡です。小さいころたくさんプレパラートを割ってすみませんでした。


「植物を育てよう!」コーナー
あまり力入ってません。「まぁ一応科学館だし、やっぱ一応植物コーナー無いとね。一応ね。」そんな感じ。


「ぼくたちのまわりのエネルギー」コーナー
バイオマスエネルギーについて説明してあります。植物由来の燃料、みたいな事でしょうかね。


「地球の天気と気候」コーナー
===「アナウンサーを体験してみよう!」編===
・・・節子それ科学ちゃう、報道や!


「人のからだって不思議だね!」コーナー
入り口。正面の置物にやたら力が入っています。


「人のからだって不思議だね!」コーナー
三半規管を説明するだけの為に人間をぶん回す装置。・・・そこそんな力入れなくてもいいんじゃ・・・。マシーンでやる必要あんの?


「人のからだって不思議だね!」コーナー
人が出すモノのサンプル。つば、汗、○○○、○○○○など。・・・それ必要なのか?展示する必要あるのか?


「人のからだって不思議だね!」コーナー
やっぱりガイコツは欠かせません。子供たちにも大人気!


「おまわりさんのお仕事」コーナー
白バイ!なんとメーカーはカワサキです!お前らそこはハーレーとか使わなくていいのか?Police1000と書いてありますがベースは何でしょうかね。タンクの形、このタンクの形はカワサキ党にはたまりません。


「おまわりさんのお仕事」コーナー
北米のパトカーはだいたいFord社のクラウン・ビクトリアと決まっています。FORDと言えば「Fix Or Repair Daily(毎日修理してね)」の略だと言われるくらいよく壊れるメーカーですが、この車は例外的にひじょーに丈夫です。


「おまわりさんのお仕事」コーナー
===「血痕から何が分かるかな?」編===
飛び散った血の形から、いろんなことが分かるんだね!・・・ってそんな凄惨な場面子供に見せんなよ!一体何の教育をしたいんだよ!


「おまわりさんのお仕事」コーナー
===「死体に湧いたウジから何が分かるかな?」編===
それ本当に必要なのか?なんでそんな早い時期からどす黒いもの植え付けなきゃいけないんだよ!むしろ違うもんのエリートが育っちゃうよ!


「宇宙ってすげぇ」コーナー
宇宙エリアはすべてアメコミ調でいろいろ紹介してあります。


上映時間が来たので映画館に入りました!これがIMAXの映画館です。席が結構高い位置にあります。あとスクリーンがこっち向きに弧を描いているので、席につくと視界全体がスクリーンに被われるのです。
この状態で超高画質映像を見るとすごい!気球にのって撮影しているシーンではまるで自分が空を飛んでるかのような感覚になります。音声もすごくリアルで、太鼓の音なんかは太鼓の皮の存在まで感じさせます。
今回見た映画は「インドの虎」とかいうやつで、ナショナルジオグラフィックとかディスカバリーチャンネルみたいな45分のフィルムでした。映像のリアルさももちろんですが、ものすごく手間や時間をかけて撮影した美しい映像、民族音楽とクラシックの融合みたいな音楽、どれを取っても素晴らしかったです。これだけを見るために足を運ぶ価値があります。
日本にもIMAX映画館あるみたいなので、チャンスがあれば是非お試しください。


というわけで帰りもまた5時間以上かかるので長居はできません。3時頃に早々とエドモントンを後にし、帰途についたシロメでございました。
これから長い長い冬が、来年の5月まで続きます。

(元)世界最大のショッピングモール

みなさま、長らくご無沙汰しておりました。ここ1ヶ月ほど水泳にハマっており、ついつい更新が後回しになってました。土日はもちろん、平日は朝7時にひと泳ぎしてから会社に行くほどの入れ込み様です。次第に自分がカッパになりつつあるんじゃないかと気が気ではありません。特に頭頂部のあたりがカッパになったらどうしようかととても心配です。白目を剥いたカッパとかすごい迫力ありそうですよね。博物館に寄贈されそうですよね。でも見せ物小屋だったりしたら悲しいですね。

余談はさておき、今回は車で5、6時間ほどの距離にあるエドモントンに行って参りました。むかーし世界陸上がココでありましたね。


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エドモントンまではとても道が良くて、カルガリーに行くのに比べると結構楽なのです。


今回行く所は「ウエスト・エドモントン・モール」という所です。2004年までは世界最大の、現在でも北米最大のショッピングモールです(なんかアメリカにもっとデカいのが出来たという噂も・・)。内部に800の店舗が入っており、大きさは570,000m2、東京ドームが46,755m2ですから10倍以上の面積があります。


実際に行ってみると、「え、コレそんなに大きくなくね?むしろ横浜のクイーンズなんとかの方が広いだろ絶対?」と思います。天井が低くて見通しが悪いんです・・・。


モール内にはお車の展示などがございます。コレ何かしら?ランボルギーニ


映画館もあります。アストロボーイこと鉄腕アトムもカミングスーンです。


なんと、モール内にスケートリンクがあります!今日はアイスホッケーの試合をやってました。たまに一般人がスケートしてもいい時間があるみたいです。


そしてチビっ子のみんなが大好きな海賊船まであるんだよ!アシカのショーも時々やってるよ!
基本的にタダ見ですが、何か有料で「キミも海賊王になろうツアー」みたいなものもやっている感じです。興味が無いので分かりません。


左:アシカのショーのエリア。今日はやってなかったが、下の隙間からアシカが出たり入ったりしてました。
右:沈んだ海賊船など芸が細かい。あと水がすごく綺麗。


そして、なんと波の出るプールまで!まぁ閑散としてるけどね・・。冬だし・・。よく見るとウォータースライダーもあります。
ながーい冬の間、毎日毎日毎日毎日雪を見て疲れた心を溶かしてくれる、そういう素敵な施設です。


そしてとどめは・・・屋内遊園地ッ!!!
ちょっと天井低くて息苦しいけどッ!ちょっと圧迫感あるけどッ!


左:ちょっと右上に、しょぼいジェットコースターみたいなのが走ってるの見えますかね?
右:そしてもちろんゲームは頭文字D!!コレ中国人が見たら何のことだと思うんだろう・・。セガラリーもあるよ!!

実はこの時アーミッシュの方々を見つけて写真を撮ったんですが、不思議な力でかき消されてしまいました。モルダー、あなた疲れてるのよ。


コレがですね、主に中国や日本の商品を扱っているT&Tというお店です。シロメの町には日本グッズのお店が無いので、ホームシックにかかる度にココに来て日本グッズを買いだめするのです。前回はサッポロ壱番とんこつ味を箱買いしました。


そしてコレがファックを売っているお店です。違います。フレンチ・コネクション・UKです。FCUKですからね!FUCKじゃありませんよ!絶対FUCKとかと間違えないように気をつけてください!間違っても公衆の面前でFUCKとか言っちゃダメですよ!絶対FUCKとか言っちゃダメですからね!


さて、次回は科学技術館に行ったレポートをお送りします。それでは!ファック!